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この数日間、古いパソコンに振り回されてクタクタです。 それも、古いと言ってもWin95と言った程度ではなく、MS−DOSの世界なんです。最近パソコンを使い始めた方には「それ、なにぃーーーっ??」って感じかも知れませんね。いや、少しパソコンを使い慣れた方でも、「聞いたことはあるけど、見たことは無い!」って言う方多いでしょうね!! じつは今から十数年前までは、パソコンと言えば殆どがこのMS−DOSのお世話になっていたんです!!当時、マウスで全て操作できるマシンと言えばMacだけだったんです!!でも、当時はMacはパソコンのフェラリと言われ、我々貧乏人には無縁の存在でした。 この時代には、ちょっとしたアプリケーションは自分でプログラムしてと言うことが、ごく普通の時代でした。じつは私の電気窯も自分で組んだプログラムで制御しています。貧乏な私は、電気窯のコントロール用のマイコンを買うのが惜しくて、結局友人の協力を得て、自作で窯のコントローラーを作った次第です。所がこれがNEC製のPC−98シリーズを利用して作ったものなので、今や使えるパソコンが極わずかとなってきています。 その制御用に使用していたパソコンが突然動かなくなり、予備のパソコンを使おうと思ったら、これまた動かず、使えるパソコン探しに丸一日つぶれてしまいました。 古いパソコンに詳しい方なら、ご存じでしょうが当時のNECのパソコンは独自の規格で動いていたため、現在では逆にそれがネックになって利用しにくい部分があります。 窯をコントロールするシーケンサとパソコンを繋ぐインターフェースボードも98特有のCバスと言う、今では全く使われることのない規格だし、そのコントローラーを制御するプログラムも、NEC独自のMS−DOS上でしか作動しません。 そんなこんなで、Cバスを持った98シリーズをとにかく手に入れることが先ず第一! あちこち探し回ってようやく一台手に入れたのですが、そのパソコンではどう言う訳か、以前使っていた外付けのHDDが認識しなくなってしまいました。そこで我が家にある古いジャンクパソコンから何とか作動するSCSIボードを探し出してようやく、HDDを認識!!しかし、中身のファイルはどうしても読み込めないんです。そこでフロッピーに一枚ずつ古いノートパソコンの中のバックアップファイルをコピーしては、手作業でHDDの復旧作業。まぁ、何とか動くように成って一安心と言うところです。 しかし作業は全てMS−DOS環境なので、殆どがコマンドラインからの入力!その上シングルタスクのOSなので、一つの作業を終了しなければ外の作業が出来ない、と言う今のOS環境では考えられないまどろっこしさ。やっぱり、Macの先進性は凄かったんだと、今さらのように感心しきり!! 写真は、復帰したシステムでの窯の自動制御と窯温度の自動測定プログラムの作動テストです。(下の写真は、画面の表示内容です。スイッチをONしたばかりでグラフ表示はまだ出ていません。) パソコン本体はNECのPC−9821 V166 VALUESTARと言う,おそらく98シリーズ最後期のCバスマシンと言う、かなり古いマシンです。とは言え、電気窯の制御用には蠅を捕るのに鉄砲を持ち出すようなものですが。まぁ、これより古いマシンでは、マシンの作動自体が心許ないのと、既にそんなに古いマシンは手に入らないというのが実情です。 横に並んだ博物館級のHDDは、もしまたHDDがクラッシュしたときのバックアップ用のシステムです。家中に転がっていた昔のHDDをかき集めて、全てバックアップ用のシステムを入れてあります。古いHDDなので何時どれがダメになるか判らないというための、要慎です。 右端の機器が温度指示計とシーケンサーです。電磁リレーをシーケンサーで開閉するという極単純なプログラムですが、これでも結構役に立ってくれています。何れは大容量サイリスタを利用した温度制御にしたいと思っているのですが、私の能力がついていってくれません。 それにしても、今や手動で電気窯を焼くなどと言う作業は、とても考えられないような作業に思えてきます。 今回ついでに現在のプログラムをさらに改良しようと思い立って、プログラムを書き直そうとしたのですが、自分の作ったプログラムがさっぱりチンプンカンプン!とても今すぐには無理なので、直ぐに諦めました。まぁ、今のままでも窯を焚くには十分な働きをしてくれていますから! 実際の焼成時の画面はこんなふうに窯の温度がプロットされ、データファイルとして記録されます。
by datenshi_art
| 2005-09-01 20:50
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